アクセラの後継モデルとして2019年5月に国内販売さた「マツダ 3新型」、発表時からの関心度や販売時の注目度の高さは記憶に新しいことでしょう。
あれから1年、鳴り物入りで登場したマツダ3 新型は「売れてるの?売れてないの?」「実際の口コミ評価は?」と気になりますよね!
新型車リリースラッシュの中に投入させたマツダ3 新型、その売れ行き状況と購入者の口コミ評価を分析・検証してみました。
それでは、「マツダ3(新型)は売れてる?売れてない?デビュー1年後の口コミ評価を徹底検証!」をお届け検討のご参考に!
マツダ3 新型は売れてるの?
スポーティーでエモーショナルなデザイン、「マツダ3 新型」の登場はセンセーショナルでしたが、どうです街中でよく見掛けますか?
スカイアクティブXを搭載のモデルも後発販売され(難産でした)、最近ではガソリンモデルの4WDもラインナップされました。
納車も順調のハズです……。
筆者の住む地方都市では、滅多に見掛けません。(´-`).。oO
皆さんのお住まいの地域では、どうでしょうか……??
マツダ3 新型の販売実績推移!
まずは、マツダ3 新型の販売推移を見てみましょう。
月別販売実績表
* 全体販売台数にはMハイブリッドモデルも含まれます。
実際の販売状況は上記の通り、これをどう見るか?色々考えさせられますね。
例えば、値引きのマツダをやめた点なども影響……?
メディアや世間の評価はこれ!
発売当初こそ、予想以上に販売台数が上がらず苦戦や不振などのレッテルを張られてしまいました。
ですが、9月には累計で7533台を販売し帳尻を合わせました。
その後は尻上がりに販売台数を確保していますが、世間では……
モデルは良いと思うけどあまりパッとしない販売状況との評価を受けています。
たしかに、販売当初の先代アクセラに見られた怒涛の売れ行きと比べると、月とスッポンの差があります。:;(∩´﹏`∩);:
マツダ3 新型は売れてる?売れてない?
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/mazda3/
マツダ3 新型の月別の売れ行きには、奇妙な現象があらわれています。
このクルマの「売れてる or 売れてない」の販売成否については、いくつかの特異点を考慮しないとなりません。
新車は、一般的に発売当初に多くの販売台数を記録し、その後だんだんと販売台数は落ちてゆくものです。
しかし、マツダ3 新型はその逆で販売の数か月後を経て、だんだんと尻上がりに販売台数を伸ばしているのです。
特に、このモデルは前評判が高かったはずなのに……なぜ?
モデル別の販売時期に時間差があった!
当初は、1.5ℓガソリンと1.8ℓディーゼルのみでスタート、その後2.0ℓガソリン車がラインナップされたのが7月でした。
また、「SKYACTIV-X」の発売が2020年にずれ込んだこととレギュラー仕様からハイオク仕様に変更され、発売待ちユーザーが既存エンジンを選択した。
これらのマツダの都合による小出し販売が、月別の販売実績に奇妙な動きを見せていました。
SUVブーム下でのデビューを考慮する!
引用:マツダ CX-30 https://www.mazda.co.jp/cars/cx-30/
2013年発売の先代アクセラが月販1万台を超える大ヒットだったこともあり、それに比べて……となりますが、時代の売れ筋モデルを考えてみましょう。
今はあのころと違いますね!(^_-)-☆
現在のヒットモデルは「SUV」、あの頃はセダンやハッチバックが主流でした。
また、マツダはタイミングよく新型SUV「CX-30」を同時販売させて、共食いとなっています。
それらを踏まえて、マツダ3 新型の売れ行き評価をしなくてはいけないと思います。
結論として「マツダ3 新型は実は善戦している」、当初の月販目標2000台を何とかクリヤーしていることから、そう判断してよいでしょう。
マツダ3 新型、デビュー1年の口コミ評価はこれ!
ここでは、実際に購入された方や購入検討で試乗された方の口コミ評価をご紹介します!
Cセグメントという世界でも有数の激戦市場へ投入されたマツダ3 新型、人気のカローラ・スポーツ(セダン)やシビック、VWゴルフなどと競合しています。
何故、マツダ3 新型を選んだのか? また、選ばなかったのか?深堀して参りましょう(・_・)
マツダ3 新型、エクステリア・インテリアの口コミ評価!
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/mazda3/
なんと言っても鼓動デザインの美しさが気に入ってます。そして、ソウルレッドの深みがある赤色。それと、内装の質感や遮音性は競合と比べ高いレベルですね。全てがジェントルです。
デザインが好みで購入しました。しかし、内外装とも好みの分かれるデザインなので、国内ではそんなに人気が出ないタイプではないでしょうか?ヨーロッパ的な雰囲気のクルマだと思います。好きな人は大好き、嫌いな人は大嫌いというコメントがハッキリ出そうですね。
何よりも視界に入るたびに惚れ惚れするエクステリアと余計な派手さが無く、運転に集中できるインテリアがいいですよ。自然な姿勢で体を支えてくれるシートも、ずっとここに居たいと思える静粛性とオーディオ環境が魅力です。
昆虫みたいな、少し厳ついデザインや複雑なボディライン多用の車が多い中、すっきりしたエクステリアデザインとシックな質感のインテリアはTPOを問わずプチ優越感を感じます。
もちろん、購入者の評価は好評ですね、好き嫌いがハッキリするところだからでしょう。
マツダ3 新型、走りと乗り心地の口コミ評価!
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/mazda3/
試乗はディーゼル、2ℓガソリンともしましたが、2ℓのフィーリングはとてもなめらかです。ディーゼルはややターボラグを感じるものの、急加速が起こりにくいので扱いやすいです。欧州車に近いか?しかし、最近の高性能エンジンと比較して特に目立つところが無いですね。
2リッターSKYACTIV-Gエンジンですが、当然ですが以前乗っていたBMアクセラ1.5STより動力性能も少し余裕ができて市街地・高速道路・山道をスムーズに走行できます。エンジンはパワフルではないものの素直で扱いやすいですよ。ただ、ブレーキはじわっと効く大人しい感じに戸惑いを持つ方もあるかも? 自分の運転スキルでは大変満足です。
G-ベクタリング コントロール(GVC)の効果で長距離走行は疲れが軽減されます。乗り心地はやや硬め、道路状況によってはリアが突き上げる感はありますが、室内の静粛性が向上した分よしとしてます。
エンジンパワーは控えめ、思いっきり踏み込めばそこそこ楽しい位には回ってくれます。GVCの効果で、一般道のコーナリング性能はピカイチ。そして、路面の状況を正確にドライバーに伝えてくるちょっと固めな感じではあるけど、衝撃が入った後の挙動の乱れ、クラクラ・フワフワが全く無いので乗り心地は非常によいです。
エンジン性能と走りには特筆する点はありませんね、乗り心地はGVC効果が利いて良いとする人が多いです。
マツダ3 新型、燃費と安全装備の口コミ評価!
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/mazda3/
2リッターSKYACTIV-Gエンジンですが、実燃費は現在までの走行で市街地でリッター12~13㎞程度、長距離でリッター17㎞~19㎞程度。駐停車が多い市街地では妥当の数値と思ってます。アクセルの踏み方次第、運転の仕方で大きく変わりますから私はおとなしい方です。
アクティブ・ドライブ・ディスプレイやマツダコネクトの画面、ナビ性能の向上、静粛性・オーディオ音響等が改善している点と自己運転介護装置と呼んでいるi-ACTIVSENSE(予防安全装置)類には大変満足しています。特にアダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)は夜間重宝しています。
XDLパッケージに乗ってます。高速が26km~は確実に伸びるのですごくいい。郊外でも18km以上は走ります。市街地で渋滞したり、近距離でも13~16kmの間位です。DPF作動はどこで作動しているのかわかりにくいですね。
燃費は中の上、安全装備は上の中という評価ではないでしょうか。
マツダ3(新型)は売れてる?売れてない?デビュー1年後の口コミ評価を徹底検証!のまとめ
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/mazda3/
マツダ3 新型はオートカラーアウォード2019を受賞、世界のカーオブザイヤーに日本車として唯一最終エントリーに残るなど話題が尽きません。
デビューしてから1年後の現在も「美しく走る」や「人馬一体」はともかく、トータルで出来の良いクルマとの評価に異論を唱える人は少ないでしょう。
ただ、フャミリーユースに不向きな点やCセグメントの中では割高な点で、万人が買うマスヒットとはならない宿命を持っています。
口コミ評価にあった内容から結論を述べると……
この車の「売れてる or 売れてない」の評価はナンセンスと言えそうです。
マツダ3 新型は「好きな人は大好き、嫌いな人は大嫌いというコメントがハッキリ出る車」ですね!
つまり、デザインに魅了された人のみが買う車となって行くことでしょう。
アイキャッチ画像:https://www.webcartop.jp/2016/07/45282